今回はキャリアオイルのお話をしていきます。
キャリアオイルとは、エッセンシャルオイルを肌につける時に希釈するために使うオイルです。キャリアオイルの多くは、食用としても使えるオイルです。
キャリアオイルといっても色々ありますが、用途によって使い分けることでオイルの効果を引き立ててくれます。
この記事では、様々なキャリアオイルとその違いについて比較解説していきます。
ココナッツの実から抽出された飽和脂肪酸で、肌への浸透が良く、べとつきも少ないので、エッセンシャルオイルを一緒に肌内へと運んでくれます。
室温が低くなってくると固まってしまうので、寒い季節にロールオンボトルなどで使用することはできません。
選ぶ際は、「エクストラバージン」と書かれているものを探しましょう。エクストラバージンでないと、製造過程で何か混ぜられていたり、純度が低い可能性があります。
ココナッツオイルの脂肪酸の中で室温で固まりやすいものを分解して、室温でも液体のままでいるように加工したオイルです。通常のココナッツオイルと比較すると、固まらないので冬場でも使いやすいのが特徴です。
サラサラとしていてお肌を柔らかくしてくれるので、敏感肌や乾燥肌の人に向いています。
熱にも強く、腐ることがないので、ブレンドするとエッセンシャルオイルを長持ちさせてくれます。
ホホバオイルは皮脂に分子構造が似ているため、肌に吸収されやすいオイルです。
無臭なのでエッセンシャルオイルの香りに干渉しません。
保存期間も長いので、エッセンシャルオイルの長期保管用に希釈するのにも向いています。
色が黄色いので、衣服に付かないように要注意です。
マイルドな香りと味を持っているので、色々なことに使えるオイルです。軽くて肌に浸透しやすいので、乾燥肌の保湿に良いオイルです。
オリーブオイルは一般的に食用として売られています。
植物性の油脂やフィトケミカルが豊富で、お肌のクレンジングや乾燥肌の保湿に適しています。
コールドプレス製法(高温や化学品を用いていない製法)で精製度が低いエクストラ・バージン・オリーブオイルを選ぶようにしましょう。
オリーブオイル自体の香りが強いので、エッセンシャルオイルの香りと干渉することがあります。
アプリコットの種から抽出された油で、ビタミンEが豊富でお肌を柔らかくしてくれます。甘くナッツ風味の香りがあります。食用のものと食べられないものがあります。
アボカドオイルは、アボカドの実から取れるオイルです。一般的に食用として売られています。
オレイン酸が豊富で、乾燥肌や痛んだお肌に最適です。
アルガンオイルはモロッコ由来のビタミンAやビタミンEが豊富なオイルで、肌や髪の健康によく使われています。乾燥肌や乾燥した髪に最適です。
お肌に良い脂肪酸が含まれており、深く浸透して赤みや肌荒れを癒してくれます。
繊細なオイルなので冷蔵庫で保管する必要があり、保存期間も短いです。女性の健康にもよく使われるオイルです。
その他にもたくさんのキャリアオイルが存在しますが、ココナッツオイルやホホバオイルあたりからトライしてみると良いでしょう。
直接お顔などに付ける前に、まずはパッチテストをして自分の肌に合うかどうか確かめましょう。
キャリアオイルを少量とり、手首の内側に付けます。
その上から絆創膏を貼ります。
24時間おきます。
もし肌荒れが起こった場合は、よく流して、そのオイルは使わないようにします。
自分に合うキャリアオイルを見つけてみてくださいね!
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